サステナブル・シーフード用語集

TAC(漁獲可能量制度)

「漁獲可能量(TAC,Total Allowable Catch)制度(以下TAC)」とは、魚種ごとの漁獲可能量を科学的に測定し、それによって漁獲量の上限を決めることをいいます。獲りすぎを防ぎ、資源維持と回復をはかることで水産資源を保全し、結果として水産業を守っていくことを目的としています。

総量は毎年検討され、水産庁によって決定されます。現在、日本でTACが設定されているのは8種、クロマグロやサンマ、スルメイカなどがあります。今後、漁業法の改正を受けてブリやサワラなどが追加され、漁獲量の8割までTAC管理魚種が拡大される予定です(2021年6月時点)。

海洋資源と水産事業者の経済性、その両方を守っていくために。今後の動向が注目されています。

【参考】
水産庁 TACについて(詳しくはこちら

TACに関する記事

サステナブル・シーフード用語集

あ行

違法漁業防止寄港国措置協定 (PSMA)

か行

改正漁業法 海洋保護区 グリーバンス・メカニズム 現代奴隷 ゴーストギア 混獲

さ行

サステナブル・シーフード サステナブルファイナンス サステナブル・シーフード用語集:循環式陸上養殖(RAS) 人権デューデリジェンス 水産エコラベルのガイドライン 水産流通適正化法 責任ある漁業のための行動規範 絶滅危惧種

た行

調達方針 トレーサビリティ

は行

プラネタリーバウンダリー ブルー・エコノミー ブルーカーボン

ま行

未利用魚 モントレー・フレームワーク

ら行

陸上養殖

A

AIP ASC認証

B

BAP認証 BSP認証

C

CoC認証

F

FIP

G

GDST Global Fishing Watch GLOBALG.A.P.総合農場認証 GSSI(世界水産物持続可能性イニシアチブ)

I

ILO漁業労働条約(第188号) IQ(個別割当方式) IUU(違法・無報告・無規制、Illegal, Unreported and Unregulated)漁業

M

MEL認証 MSC認証

S

SeaBOS SeafoodWatch

T

TAC(漁獲可能量制度) TNFD

V

VMS