IQ(個別割当方式)
IQは、漁獲管理方式の一つで、個別割当方式(Individual Quota)の略です。
漁獲可能量を漁業者または漁船ごとに割り当て、割当量を超える漁獲を禁止することによって漁獲量の管理を行うことを意味します。個々の漁業者に一定の漁獲量が割り当てられるため、漁獲競争が排除され、過剰投資が抑制されるといったメリットがあります。日本では今後、改正漁業法により、TAC 魚種を主な漁獲対象とする大臣許可漁業に IQ による管理を原則導入することとされています。
他の漁業者に譲渡、貸付できるITQ(Individual Transferable Quota、譲渡性個別割当方式)と合わせて、IQ方式は多くの漁業先進国で採用され、一度減った漁獲量が回復するなどの成果が生まれています。
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