Z世代を巻き込め!サステナブル・シーフードを次世代に訴求するには(前編)

Z世代を巻き込め!サステナブル・シーフードを次世代に訴求するには(前編)

今後、消費活動の中心を担う世代となる、Z世代に対して、一体どのようにサステナブル・シーフードを訴求していくべきなのか。まさにZ世代である、シーフードレガシーのインターン、長澤と髙木が2回にわたってお伝えします。

まず第一弾ではZ世代の特徴について解説していきます。

Z世代はサステナブルネイティブ……?

最近メディアでよく耳にするようになったZ世代。これは1990年代後半〜2000年代に生まれた世代のことを指します。生まれた頃からインターネットやSNSが当たり前に存在しており、「デジタルネイティブ」と呼ばれる最初の世代とも言われています。また、Z世代は「モノ」消費よりも「コト」消費を重視している傾向があるとともに、他の世代と比べても環境問題や社会問題に対して関心が高いとされています。

私たちの周りも就職活動を進める中で、働くことを通して社会に貢献できるかどうかをポイントとして見ている人が多くいます。

2021年1月に実施された調査によると、SDGsという言葉の認知率は10代において7割を超えており、全世代の中で最も高い認知度でした。*1小学生の頃から教科書で環境問題や社会問題について学ぶ機会が多かったことが影響しているようです。2018年の新学習指導要領の前文には「持続可能な社会の創り手となることができるようにする……ことが求められる」と明記される*2など、より一層身近な課題として学ぶようになってきているのです。

また、スマホでリアルタイムの情報を入手でき、世界で一体何が起きているのかを常に把握できることもZ世代の社会問題に対する関心の高さにつながっています。

 

このようにZ世代は社会問題や環境問題について高い関心を持つ「サステナブルネイティブ」とされています。

しかし、一体どれほど実際にアクションを起こしているのでしょうか?

本当にみんな「サステナブルネイティブ」……?

SNSやメディアの報道等によりZ世代全体がサステナブルな活動に関心が高いように見えますが、実際は世代の中でも意識や行動が二極化しています。

2021年6月、Z世代を「一般層」と大学の環境サークルに所属している人を中心とした「エクストリーム層」に分けて意識調査が行われました。*3

「サステナビリティ」を意識して自分は行動できているか、という問いに対して「行動している」と答えたエクストリーム層が約6割だったのに対し、一般層は4割ほどにとどまりました。このようにZ世代は、教育等により基本的な知識は他の世代よりもあるものの、実際に行動に移せている層はその中でも一部だと言えます。

 

 

では一体なぜ、知識や興味はありながらも行動に移すことができていないのでしょうか?

①サステナブルな活動をする人は「意識高い系」だという考え
環境や社会に配慮して活動している人たちを「意識高い系」だと認識しているため、自分は一歩を踏み出せない、という状況があります。こうした状況の根本的な原因には、テーマが大きすぎて「自分ゴト」できていないことが挙げられます。

②何から始めれば良いのかわからない
マイバッグ、マイボトルを持ち運ぶこと等については知っていても、それより先は何をしていけば良いのか分からないという状況があります。ネットで調べても情報過多のため、結局何から始めれば良いのか分からず行動に移せずに終わってしまいます。

◎有効的なアプローチのサスシー
関心はある!SDGs自体は知っている!しかしアクションまでの一歩を踏み出せない……
そうした普段は環境問題や社会問題に取り組むことが難しいと感じている人々でも、毎日の生活に欠かすことのできない食のテーマは、より身近な自分ごととして問題を捉えてもらえるのではないでしょうか。

つまり、サステナブル・シーフードはZ世代にとっても取り組みやすいテーマと言えるでしょう。

Z世代はこれからのマーケットの中心となる世代であり、「サステナブルネイティブ」とも言われていますが、実際にはあと一歩が踏み出せていない人が多いのが現状です。

それでは具体的にどのようにアプローチしていくべきなのでしょうか。

後編ではZ世代へサステナブル・シーフードをいかに訴求していくか、また先行事例について紹介していきます。(2022/4/21アップ予定!)

 


 

*1 「SDGs認知率はコロナ禍を経てほぼ倍増。10代は70%超え~最新調査リポート」
(電通Team SDGs・電通マクロミルインサイト、2021年1月22日~25日調査)

 

*2「平成29年3月31日公示 新学習指導要領等における持続可能な社会づくりに関連する主な記載(抜粋)」
(文部科学省、2017年)

 

*3「【Z世代の意識調査_サステナビリティ編】共感される「サステナブル」ビジネスのカギとは!?」
(DIGIDAY、2021年)

 

(担当:長澤奈央)

 

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