2019年6/10(月)から6/14(金)まで、タイのバンコクでSeaWeb Seafood Summitが開催されます。今回から数回にわたり、サミットの模様と、弊社では初となるサミット視察旅行の模様をお届けします!
Seaweb Seafood Summit(以下、シーフード・サミット)は、年1回開催される国際的なサステナブル・シーフードの会議です。
「サステナブル・シーフード」のムーブメントを加速させるため、世界中のサステナブル・シーフードに関わるビジネス、NGO、政府、研究者、メディアが集まり、取り組みやトレンドをシェアし、協働してネクストステップを描きます。
日本では近年「サステナブル・シーフード」が知られるようになりましたが、20年前にはすでにムーブメントが始まっていた欧米。日本にとっては「サステナブル・シーフード」の先駆者である彼らの動きを知ることで、どのように国内でサステナブル・シーフードを広め、持続可能な水産業につなげていくのかのヒントを得られる場です。
シーフード・サミットは2002年、アメリカで始まり、その後はヨーロッパでも開催されるようになりました。近年は世界の水産物の持続可能性を考える上で欠かせないアジアにも注目が集まるとともに、開催地としても選ばれるようになりました。
これまでシーフード・サミットでは漁業や養殖業が環境に与える影響、バイヤー企業のサステナブル調達、消費者とのコミュニケーション方法、トレーサビリティなどについて議論されてきましたが、今年は特に、IUU(違法・無報告・無規制)漁業や奴隷労働など社会的な問題がテーマとして多く挙げられています。また、タイ農業同組合省水産局の漁業モニタリングセンターなどの現地視察も行われる予定です。
シーフードレガシーは2015年から毎年シーフード・サミットに参加してきましたが、今年初めて、ツアーを開催することにしました。日本のサステナブルシーフード・ムーブメントにおけるフロントランナーや鍵を握るアーリーアダプター10名をお連れして、共にグローバルトレンドを学び、日本に適した課題解決のデザインを進めてまいります。
次回は今年の注目プログラムについてご紹介します!
(文:山岡未季)